山里は

万ざい遅し
梅の花


春の海
ひねもす
のたり
のたりかな















手にとれば
ほのとぬくしや(ほのぼのと)
かんたまご
















ちちろ虫
ふたつと思う
ひとつとも












 あかねさす
 紫野行き

 標野行き
 野守は見ずや
 君が袖ふる
 二人行けど
 行きすぎかたき
 秋山をいかにか
 君がひとり

 越ゆらむ
君待つとわが恋 
をれば 
わがやどのすだれ 
うごかし秋の 
風吹く 
 秋山のもみじしげを
 まよいぬる
 妹を求めむ
 山道しらずも
 大君は神にしざせば
 天雲のいかづち上に
 いろらせるかも
この通りける人 
きたれりといいしかば 
ほとぼとしにき 
君かとおもいて 
 東の野にかぎろひの
 立つ見えて
 かへり見すれば
 つきかたむきぬ







作者の富江さんです

富江さんは約18年間、お習字を習っていらっしゃいました

この見事な書き物は、その年月の中から生まれたものです

今回は富江さんの作品の中から、ほんの一部を載せさせて頂きました

そして解りやすいようにと、書かれた内容を行書体にしてくださいました

おかげで、私にもほんの少し理解できます ( ^ _ ^ )\

流れるような草書、万葉集から抜粋した内容はとても難しいものだそうです
草書は8枚合せて、一つの屏風仕立てになっています
富江さんから娘さんへの大切な贈り物です


「ちろろ虫...」の書は銀座の鳩居堂さんに出品された作品です

富江さん、素晴らしい作品をありがとうございました



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